【CLSK】クリーンスパーク 2020年9月のIRプレゼンテーションを全ページ読んでみた【投資ビギナーの全力調査】

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先日、クリーンスパーク【CLSK】の銘柄メモの記事を書きました。 

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調べ始めると興味が膨らんできたので、マイペースですが、色々と資料を見ていこうと思います。

今日は、2020年9月に発表されたIRプレゼンテーションの全ページを1ページずつ追っていきます。

特に後半の数字面は解説するほど力量と経験がないので、省いている部分があります。個人のメモとして参考程度にご覧ください。

 

 

 

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0. Safe Harbor Statement

まずは、お決まりの宣言からスタート。

 

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1. プレゼンター紹介

プレゼンターは、CEOのZachary K. Bradford氏。

Zachary K. Bradford氏は、2014年から2019年10月までCFOを務め、その期間中にCEOに任命されたそうです。サザンユタ大学(Southen Utah University)で会計学の学士号と修士号を取得しています。

ネバダ州の公認会計士の資格を持ち、グローバル管理会計士(Chartered Global Management Accountant)、米国公認会計士協会(American Institute of Certified Public Accountants)の会員でもあります。

2015年3月〜2016年7月31日の期間で、Epic Stores Corp.という会社の取締役会メンバーおよびCFOも務めていたそうです。

(*Epic Stores Corp.は、Epic Thrift Storesという米国で古着屋のような店舗業態を営んでいたようですが、2016年頃に突如クローズしています。その際に従業員と問題になっているなど、少しきな臭い感じもします。もちろん、Zachary K. Bradford氏がどう関わっていたのかわかりませんし、在籍期間が1年4ヶ月程度と短いことにどんな意味があるのかはわかりません。)

 

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2. マイクログリッドとは? 

ここで簡潔にマイクログリッドの説明が入り、CleanSparkのソフトがどう作用するかを話します。

マイクログリッドは、通常は従来のグリッド(送電網)に接続して動作する電力源と蓄電(バッテリー)をローカライズしたグループです。

マイクログリッドは、経済的または物理的な状況に応じて、従来のグリッドから切り離して「島(island)」にすることもできます。
CleanSparkのソフトウェアは、マイクログリッドの運用をモデル化し、指示します。

 

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3. CleanSparkのソフトウェアソリューション 

エンドツーエンドのマイクログリッドエネルギーのモデリングと管理を提供する統合されたソフトウェアスイート。
mVSOプラットフォーム。B2B SaaS製品は、エネルギー開発者が販売・設計ツールとして使用できるエネルギーモデリングを提供します。
mPulseプラットフォーム。特許取得済みの独自のプラットフォームにより、複数のエネルギー源の統合と最適化が可能になります。ソーラー、バッテリー、発電機

 

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4. 業界検証

2018年2Qに公開された、Navigant Researchによる、マイクログリッド制御業界のスコアランキングです。

CleanSparkはトータルスコア61.0で、10位に位置しています。

Navigant Researchのコメント「CleanSparkのビジョン、先見性、実行力は、業界最大手の中でも、ゼネラル・エレクトリック社やロッキード・マーチン社よりもベンダーに依存しない企業であることを証明しています。」

(*Navigant Researchは、現在はガイドハウス(Guidehouse)という名称に変わって今す。環境エネルギーなどの地球環境保護に関するクリーン技術関連市場の専門調査会社だそう。)

その他の14社がCleanSparkとどれほど直接競合するのかと、競合度が高い場合は、技術の優位性について知っておきたいところです。

 

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5. 市場の機会〜急拡大する市場〜

マイクログリッドの総キャパシティは、今後10年間で3.5GWから20GWに増加すると予想されています。

マイクログリッドの世界市場は、2020年から2029年の間に28%の年間複利成長率で400億ドルに近づくと予想されています。

(ここまで出典:Navigant Research)

マイクログリッドは、最適な結果を得るためにソフトウェアが必要です。

 

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6. 競争優位性

競争優位性として、以下の三つが書かれています。要は、導入のハードル低いですよ、設定も楽ですよ、柔軟性ありますよ、ということだと思いますが、技術的な優位性の真相までは触れられていません。

・ベンダーとハードウェアを問わない
すべてのエネルギー製品と接続して通信することができる

・プラグアンドプレイソフトウェア
統合が簡素化され、各デプロイメントをカスタマイズする必要がなくなった

・柔軟でインテリジェントなアーキテクチャ
柔軟なインテリジェンスにより、顧客の目標を確実に達成

 

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7. ビジネスセグメント

ここは、私的注目箇所です。

ClearSparkのビジネスは、大きく3つに分かれています。

  1. Software as a Service & Controls(SaaS)…平均粗利率90%
  2. Hardware(ハードウェア)…平均粗利率15%
  3. Consulting Service(コンサルティングサービス)…平均粗利率60%

SaaSの粗利率の高さがうかがえます。

 

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8. 売上高

売上高についてのコメントを引用します。

  • 8四半期連続で前年同期比増収
  • 2020年6月30日までの9ヶ月間の収益は8,073,781ドル-2019年の2,209,542ドルから283%増
  • 2020年6月30日現在、100万ドル以上の契約バックログと約1,000万ドルの提案パイプライン
  • ソフトウェア・サービスの集中販売による利益率の拡大に注力
  • 2020年度の目標収入1000万ドル、2019年度の450万ドルから222%増

まず、売上高成長率の高さに驚きます。同社は、昨年度も大きな伸びをしています。

今後の成長率の推移にも注目ですね。

 

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9. p2klabs, Inc.の戦略的買収を完了

2020年1月に、p2klabsという企業の買収を完了したとの報告です。

「p2klabsは、デザイン、テクノロジー、ビジネスプロセスの方法論を応用して、直感的なデジタル体験とジャーニーを創造し、ビジネスの変革と成長を支援するデザインとイノベーションのコンサルティング会社です。」

 

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10. GridFabric 買収

2020年8月に、GridFabric という企業を買収したとの報告です。

「GridFabricは、電力会社やIoT製品がピーク負荷を流したり、シフトしたり、シミーしたり、シェイプしたりするのに役立つOpenADRソフトウェアソリューションを作成しています。」

 

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11. GridFabric 買収

10.のGridFabricのコアプロダクトの紹介です。

①Canvas:OpenADRプロトコルのサーバ側である仮想トップノード(VTN)を実装。

②Plaid:OpenADRプロトコルのクライアント側である仮想エンドノード(VEN)を実装。

この分野に明るくないので、詳細はIRプレゼンテーション原本に譲ります。

 

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12. 収益拡大戦略

将来的に、収益の高いSaasをメインとした事業に切り替えていこうという戦略のようです。

7.ビジネスセグメントで見たように、SaaSは平均粗利率90%とのことでした。

投資するのであれば、順調にソフトウェアに移行していくか、利益増は実現できているかはウォッチしていく必要がありそうですね。

 

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13. 納入先からの声

ここでは、二つの声が紹介されています。

"あなた方の個々の技術は、市場のはるか先を行っており、一緒に現在のマイクログリッドとエネルギー産業を一変させる可能性を持っています。"
Capt. Whitmire, US NAVY, Assistant Chief of Staff, Facilities(米海軍の方のようです)

"システムアーキテクチャはエレガントで柔軟性があり、拡張性があり、マルチベンダーのマイクログリッドを制御するための最良のシステムです。"
Southern California Edison(南カリフォルニアの電力供給会社)

 

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14. 資本構造

ここでは、二つの声が紹介されています。

 

 

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15. バランスシート概要

※解説省略します。

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16. 損益のサマリー

※解説省略します。

 

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17. なぜクリーンスパーク?

プレゼンテーションのまとめとして、投資家がクリーンスパークが選ぶ理由を並べています。

  • 収益性を達成するために手元資金で収益を急速に増加させる
  • 最先端技術
  • ソフトウェアのインストールを成功させた実績
  • ランキング上位10位と業界内での評価が高い
  • 主要市場参加者との戦略的提携

 

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18. CLSK、よろしくね

と、ここでプレゼンテーション資料は終了となります。

補足情報として、次にマネジメントチームの面々の経歴がまとめられています。

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19. CLSKのマネジメントチーム

ザカリー・K・ブラッドフォード CEO兼社長兼取締役
Zachary K. Bradford氏は、2014年から2019年10月まで当社の最高財務責任者を務め、同時期に最高経営責任者に就任しました。ブラッドフォード氏は、サザンユタ大学で会計学の学士号と会計学修士号を取得しています。ネバダ州の公認会計士の資格を持ち、グローバル管理会計士(Chartered Global Management Accountant)、米国公認会計士協会(American Institute of Certified Public Accountants)の会員でもあります。2013年6月よりネバダ州ヘンダーソンの公会計・コンサルティング会社でパートナーを務める。2015年3月から2016年7月31日までは、Epic Stores Corp.の取締役会メンバーおよびCFOも務めていました。

最高財務責任者 ローリ・ラブ
Lori L. Love, CPAは、12年以上の財務および業務の経験を持っています。公会計事務所、金融機関、ソフトウェア・サービス会社でそのスキルを発揮してきました。最近では、ネバダ州最大の金融機関の財務・業務担当上級副社長として、財務報告、予算編成、キャッシュフロー管理、業務、コンプライアンス、アカウント管理を担当しました。

アメール・タダヨン、チーフ・レベニュー・オフィサー
経験豊富な経営者であり起業家でもあるアメールは、過去25年間テクノロジー、マーケティング、セールス、デザインの分野で活躍してきました。p2klabs, Inc.の創設者兼CEOであり、IBM、Cognizant、frog designを含むフォーチュン500企業でリーダーシップを発揮してきました。また、Nike、MTV、Mattelなどの大手グローバルブランドと仕事をしてきました。

アマンダ・カバック、最高技術責任者
アマンダ・カバックは、クラウドネイティブおよびハイブリッドクラウドプラットフォームの分野で10年近くの実務経験と管理経験を持つ、経験豊富なテクノロジーのプロフェッショナルです。CleanSparkに入社する前は、クラウドコンサルティング会社である10th Magnitudeでマネージングコンサルタントを務め、マイクロソフトのパートナーとして活躍していました。それ以前は、雨水管理に特化したクラウドネイティブプラットフォームを持つ産業用IoT企業であるOptiRTC, Inc.でシニアソフトウェアアーキテクトを務めていました。

 

ここまででIRプレゼンテーションの内容を終わります。

投資ビギナーとしては調査に限界がありましたが、読み込むことで少し理解が進んだ気がします。

CLSKは、マイクログリッドが発展し続ける限りは期待できそうですが、今後、狙い通りに利益率の高いソフトウェア重視に切り替えていけるのか、また競合とどの程度差別化して受注を進めていけるかに注視していきたいと考えています。

個人的には、ポートフォリオの10%未満に留めておこうかとは思っています。

私は調査の手が早いわけではないので、また地道に書いて行きます。

 

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